雷獣

「???????」

訳が分からないって顔をしてる遥香を見て
拓哉と洸希がははっとわらう。
完全に思考がショートしている遥香に拓哉が見せたのは
”7/17 シノザキ ハルカ 8,000,000”
と記載されている通帳だった。

その通帳をみて目を丸くする遥香。

「なんで拓哉先輩に?」

「俺等の知り合いのディーラーに新車で破格の値段で売ってもらったから
購入する時、私より俺の名前の方がいいでしょってはるが気を使ってくれたんだよ」

「俺はどっちだってよかったんだけどはるが俺の顔を立ててくれたんだよ」
拓哉さんは俺等の頭っすからね、と洸希が声をもらす

「頭?リーダーって事?」

「まぁ、そんなもんかな?」

「拓哉先輩すごいね!!洸希....さんみたいね年上の人もいるみたいなのに!
ねぇ、リーダーって何で決まるの??」

興味津々にのはるに喧嘩って言いそうなのをのみこんで

「腕相撲、はるもやる?
そしたらリーダーになれるよ?]

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