雷獣
「「パーーン!!」」
「....パーン!」
「「「遥香、退院おめでとう!!!」」」
そう言ってくれたのは今日は用事があると拓哉先輩から聞いていた3人だった。
「え?」
「あー、タイミングずれたな岳人!あれだけ言ったのに!」
「ひもが滑ったんだよ!しょうがねーだろ」
「岳人のせいですね....。」
「2人して攻めんな!」
なんだか言い合いしてる3人をみながらポカンってしてる遥香。
「これなかったのはこの準備してもらってたからだよ
どう?驚いてくれた?」
「うん、もう驚きすぎて声が出ないっていうか....
ほら、誕生日すらこんなお祝いしてもらったことなくて
リアクションもこれで正解なのか.....」
「僕としてはきゃー//っての期待してたんだけどなー」
「take2やる?」
「いや、それよりこれ見て!作ったの!」
「風翔じゃなくてほぼ夏惟が作ってたけどな」
「そういう告げ口よくないよ!!」
テーブルには手作りであろう唐揚げ、ポテトフライそれに
サンドイッチ、サラダと数々の料理が並べられていた。
まぁまぁ揉めないでと岳人と風翔の間に割り込むと
「気持ちが嬉しいから!ありがとう」
と、ニコッと笑う遥香を見て4人もつられて笑った。