初雪が降るころに・・・
「あ"?!」
わぁ、怖い顔ー
声に出さずに思いっきり嗤ってやると、土方さんは顔を思いっきり顰めた。
「総司、てめぇ、おかしなこと考えたろ……?」
わぁ、青筋たってるよ~
「いえ?別に、おかしなことは考えてませんよ?」
うん、おかしなことではないよね?
ただの事実だしね?
「……………………………まぁ、いい。
つか、その男、誰だよ。」
そう言って土方さんが顎で指したのは、
雪乃さんを傷つけた男。
「……あぁ、すこし、聞きたいことがありましてね?
土方さん、この人、屯所に連れてっておいてくれませんか?」
「はぁ?!なんでおれが……」
なんで渋るのさ。
いいじゃないか。
簡単なんだしさ。