Planet
第一章
プロローグ
綺麗だねって言って最後に見上げだ夜空
貴方は,覚えているのだろうか。
貴方は,一生懸命に車椅子を動かして
見えてるのか見えてないのか分からない目で
一生懸命,空を見ていたね。
そんな姿を見て涙を堪えている私を
貴方は知っていたんでしょう?
だから,あの時,優しく
抱きしめてくれたんでしょう?
2人を結んだ,天文部
2人を引きあわせた,偶然
まるで,どこかのおとぎ話だね
ハッピーエンドには程遠い
2人だけの物語
バッドエンドなんて
思わない。
貴方と居られた時間,夢のような日々
また,貴方に逢える。
そんな,キセキにかけてみたいでしょ?
こんなこと言ったら貴方は
はに噛みながらの笑うんだろうな。
あれが,デネブ,アルタイル,ペガ
貴方が教えてくれた。
夏の大三角形