Planet

きっと,海くんは,真面目な子なんだろうな。

「天文部に入るんだろ?さっそく,部届け出しに行こうかと思ってんだけど,一緒に行くか?」

そう言いながら,汚い字で,天文部っと書かれた入部届けをヒラヒラと見せてくる流夜君

『え,もう書いたの?!はやくない?』

そうか?って海くんと顔を見合わせていた。
  

「星ちゃん,私,天文部入る!」

雫が,私の手を握りながら言った

『そっか!私は,もう少し他のも見てみようかなって思ってるよ』

そう言うと,雫ちゃんは,少し残念そうな顔をして「そっか」っとつぶやいた。

『ごめんね?』

「全然,大丈夫だよ」っと笑窪を見せてきた

雫ちゃんが,可愛いくて

守ってあげたいなって心の底から

思った瞬間だった。
< 7 / 15 >

この作品をシェア

pagetop