Planet
きっと,海くんは,真面目な子なんだろうな。
「天文部に入るんだろ?さっそく,部届け出しに行こうかと思ってんだけど,一緒に行くか?」
そう言いながら,汚い字で,天文部っと書かれた入部届けをヒラヒラと見せてくる流夜君
『え,もう書いたの?!はやくない?』
そうか?って海くんと顔を見合わせていた。
「星ちゃん,私,天文部入る!」
雫が,私の手を握りながら言った
『そっか!私は,もう少し他のも見てみようかなって思ってるよ』
そう言うと,雫ちゃんは,少し残念そうな顔をして「そっか」っとつぶやいた。
『ごめんね?』
「全然,大丈夫だよ」っと笑窪を見せてきた
雫ちゃんが,可愛いくて
守ってあげたいなって心の底から
思った瞬間だった。