Planet

感情


ドックンドックンと私の鼓動が早くなるのが
わかる。

初めての感情で,よく分からなくて

どうしよう..私、おかしいよ。

「てかさ,お前ん家どこ?」 
『んと,北井口二丁目』
「あ!俺と近いじゃん,なら,一緒に帰るか」

こんな,嬉しいことは無い。
もちろんといった感じで,私は
これ以上にないくらいの笑顔で

「うん!」
と答えた。



校門を出ると,やっぱり春の匂いが、私を包んだ

隣には,今日初めて会ったばかりの流夜君

やっぱり、流夜君の横顔は,とっても美形だと思う

「なに?」
その言葉で,我に返る。
『い,いやいやいや!!なんもっ!』
明らかに動揺してしまった

「あっそ」っと少し笑う顔も

また、カッコイイなって
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