ちっちゃな君に。

ガラガラガラっ

「「はぁ、はぁ…せ、セーフ…。」」

ドアをあけて教室に入った瞬間キーンコーン…とベルがなった。

今日もギリセーフ。息が整わないまま席につく。

「おはよー、凜那」

「…、おはよっ…はぁ、はぁ」

「今日も旦那と仲良く激レース?(笑)」

「渓吾今日も凜那に爆走勝てないのかよ。」

「うっせーよ…。こいつ、まじはやい…」

「ちょっと旦那じゃないしっ…だめ。しんどっ!」

「毎日毎日二人仲良く激レースなんてよくやるよーほんとっ。」

「だよなー。ちょっと早くくればいいのにさー。」

「だって、あっ」

『おーい、席につけよー!SHRはじめるぞー』

先生が教室に入ってきたのでそこで会話は中断。
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