ちっちゃな君に。

うわーほんとサイアク。
早く行かないと授業間に合わないし!

っと走ってきたものの教室の中はまだ男子が着替え中…

ちょっとーう!どうする?どうする?
授業あるし…やばい時間がなくなる…

私はとりあえず廊下の前をいったりきたり。
何気に中をのぞいてみるとまだまだ着替えてる子も
割といるようで…

「おい、凛那なにやってんだよ。」

「っえ?あ!関谷!いや、体育館の靴教室に忘れたんだけど
 まだ中男子たちが着替えてるみたいでさ。どうしようって。」

「…ちょっと待ってろよ。」

「え?…うん。」

関谷はそのまま教室の中へ。

ガラガラっ ひょこっとドアから顔を出して

「お前出席番号34だよな?」

「え!そう!!!」

「おっけおっけ。」

しばらくすると私の靴をもってでてきた関谷。

「ほい。」

「ありがと。」

「おう、はやく行けよ?時間やばいぞ?」

「うわっ!ほんと!ありがと!」

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