ちっちゃな君に。

(あーもう早く行かなくちゃ集合に遅れる!)

ケシケシ…

(誰か手伝ってよーもう!)

…トン。

(…うん?)



突然何かの物音が聞こえた私は後ろを振り向く。
そこにはきっと同じクラスだと思う男の子が
私のランドセルと荷物を教卓の上までもってきてくれたみたいだった。

「…え?これ、…あ、ありがとう。」

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