ちっちゃな君に。

いつあんなやつのこと好きになったのかは正直はっきりしない。

でも、あの日のあの出来事で何にも知らなかったあいつに興味を持ち始めたのは確実だと思う。

仲良くなって喧嘩して言い合いとかしていくと本当にムカつくところとかだいっきらいなところだって見えてくるけど、あの日みたいにすっごく優しいところだってみえてくるわけで。

仲良くなればなるほどいつの間にか私はあいつにきっと恋をした。

そんなあいつのこれまでの数少ない優しいエピソードはまた今度にして、今からはじまるのは高校生になった私とあいつの話。
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