君がいるだけで
『えぇ〜っ!それ!?もしかして・・・それ!?』



いやいやいや!違う!違う!そんなわけないっ!


「え〜っ!そんな自分が思ってる程オンチじゃない
んじゃないっ!?」

「いえいえ!私弟からも母からもすごいオンチだって
言われてるぐらいなんで・・・」

「あと!みんな盛り上がると人の歌なんて聴いてない
よ!」

「う〜ん、でも・・・私ホント嫌なんです〜!」

「え〜っ!でもゆみちゃん行かないとみんな寂しい
んじゃないっ!?」




『な〜んて、寂しいのは俺なんだけどね!』



「じゃ!俺が歌う時に合いの手やってよ!
タンバリン持ってさ!適当に隣で踊ってくれれば
いいからさ!
・・・・・ってそれもイヤ!?」

「う〜ん、歌わないなら何とかなるかもしれない
ですけど・・・・」

「大丈夫!俺が歌わせないように仕向けるから!
だから行くだけ行こうよ!」


「は、はい・・・・それじゃ!頑張ります〜!」



と不安げに答える
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