君がいるだけで
瞳先輩の話だと・・・


金曜日のカラオケ店で私のことを察して、みんなをいち早く
誘導して店の外に連れ出してくれたのが久保田さんだったそう。


「さすが久保田さんだよね!?ゆみちゃんの足が止まった瞬間
なんか察知したみたいだよ!

だから明日会社行ったらまずは!久保田さんとこね!」

「はいっ!わかりました!・・・あと、竜先輩にも明日お礼
しますね!」

「えっ!竜也には別にいいよ!別になんにもしてないんじゃ
ないっ!?残念ながら!

それよか!もっと感謝しなきゃいけない人がいるんじゃないっ
!?あれからゆみちゃんが1人で走りに行っちゃってるから
寂しがってるよ!一番先にお礼言うのはヒデじゃないっ!?

ずっとゆみちゃんのこと守ってくれてたんだからさ!」












そう・・・・それは瞳先輩から言われる前から・・・わかってた



私のことを一番に心配してくれてるのは・・・ヒデ先輩!



だって・・・いっつも私のそばにいてくれて・・・私が今どれだけ
辛い思いをしてるか!?一番わかってくれてる人だから


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