君がいるだけで
金曜日こそ、一緒に帰ってご飯を食べに行こうと思ってたのに


今週1週間分の契約書や報告書をまとめなきゃいけなくて


会社を出たのが20時過ぎになってしまった



とりあえず・・・家の最寄りの駅に着いてゆみちゃんに電話を
かける


「先輩!お疲れ様です!もしかして今会社出たんですか!?」

「ううん、今○○駅着いたとこ!」

「お疲れ様でした!大丈夫ですか?大変だったんですね!」

「ううん、トラブルとかじゃないから全然平気なんだけどさ!
今週は意外にも契約たくさん決まったし!」

「さすが!ヒデ先輩!・・・今日の朝久保田さんが、ヒデ先輩が
すごいって言ってたんですよ〜!」

「えっ!そうなの!?」

「はいっ!今月はヒデ先輩のおかげで目標達成だって、自慢して
ましたよ〜!」

「ははは・・・そうなんだ!

で!ゆみちゃん明日何時に家出るの!?・・・ってか、何時までに
実家に着いてればいいの!?」

「う〜ん、明日は別に何かあるわけじゃないから、時間は全然気に
してないんですけど・・・どうしてですか!?」

「あ!・・・明日さ!俺の車乗ってかない!?途中・・・ってか、
俺一人で帰るのもつまんないし・・・途中まで一緒に行ければ
楽しいかなぁ〜!なんて思ったんだけどさ・・・」


「えっ!?・・・・」

と、暫し沈黙! やばかった!?迷惑か!?・・・と思い切って
誘ったことを後悔することになるのか!?
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