君がいるだけで
日曜日、予定通り車で迎えに行く


ゆみちゃんもいつもより嬉しそう、そんなゆみちゃんを見て
俺も余計にテンションが上がる


まず海沿いに車を止めて、海岸線を走った

いつもはそれぞれのペースで走るけど、その日は二人でゆっくり
話しながら走った
あまり疲れないように5キロでおしまいにした


その後、ゆみちゃんが作ってくれたお弁当を食べた

車の後ろでピクニックテーブルを広げて・・・
それにはゆみちゃんがすごく喜んでくれた

お弁当は俺の好きなものばかり・・・

おむすびは鮭とたらこ、甘い卵焼き、赤いたこさんウインナー、
アスパラのベーコン巻き、一番嬉しかったのはエビフライ、
それにいつものポテトサラダ・・・・

もう最高においしくて、最高に嬉しかった


「すっげぇ、おいしい!朝からこんなに作って大変だったでしょ!」

「いえいえ!いつもの先輩へのお礼のつもりだったんですけど、
また先輩に出してもらってばかりで全然お礼にならなくて
もうしわけないです!」



ゆみちゃんはこの間実家に帰った時のガソリン代と高速代を出すと
ずっと言ってくれたけど、俺が頑なに断った。それで少しでもお礼が
したいいからと言ってお弁当を作ってくれると言ってくれた、
でも昨日ホームセンターでピクニックテーブルを買って・・・
またお金を使わせたって言ってすごく気にしてくれてる


そういうゆみちゃんの気遣いがすごく嬉しい


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