君がいるだけで
「あ!この唐揚げおいしい〜!ね!ゆみちゃんも食べて!食べて!




・・・・・でね!


今日、私が何を言いに来たかと言うとね!





ヒデはさ、ゆみちゃんの真っ直ぐなところに惹かれたんだよ!
知ってる!?って知ってるわけないか!?ヒデ、一目惚れだった
んだよ!」




「えっ!?・・・・」



『そ〜うなんだ・・・・。』




「で!ゆみちゃんに対してはホントに素直で真っ直ぐに想ってた
のがひしひしと感じられたのよ!私と竜也は!


随分前・・・まだ4人で飲みに行き始めた頃ね。
私がずるい提案したの!最初4人で約束しておいて、うちらがダメに
なったって言ってさ、ヒデとゆみちゃんを二人で出かけられるように
しちゃおっかなーなんて・・・言ってみたの!

そしたら・・・ダメだって。どうにかして二人で出かけたいけど・・
後からゆみちゃんが知って、イヤな思いをするようなことはダメだ!

って。だから俺は2人で出かけられるようになるまで待つよ!って
言ったんだよ!」


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