君がいるだけで
月曜日は・・・朝さらっと挨拶をしただけで済んだ

1日ずっとヒデ先輩は予定通り外出してたし、私が帰るときも
戻ってなかったから、会社へ戻るのも遅いようだった



私が帰る支度をしてると・・・外線で竜先輩から電話が来た

「ゆみちゃん!竜也からだよ!」と瞳先輩がつないでくれる


「ゆみちゃん、もうそろそろ帰る頃!?」

「はいっ!もうすぐで上がります!」

「あっそ!じゃ、いつものコーヒーショップで待ってるから来て
くんない!?
あ!大丈夫!俺一人だから・・。じゃね!」

「あ!はいっ!」


と、慌てて支度をして会社を出た



「すみません!お待たせしました!」

「あ!ごめん!帰る時に呼び出したりして・・・。」

「いえ!」

「俺まだ会社戻らなきゃいけないから、ズバリ言うね!

ごめん!ヒデから聞いちゃったんだけどさ!

あいつ、ゆみちゃんに会ってから変わったんだよ!
ゆみちゃんに向けるあの笑顔見た時ビックリしたよ!
何だ!この優しい笑顔はって!

あいつ女でいろいろイヤな思いばかりしてたからさ!
女は絶対信用しない!って変なオーラ出してたんだけど・・
ゆみちゃんにはホントに素直に自分の気持ち向けられて
るんだな〜って思ってさ!

なんかうまく言えないけど・・・これだけは言っておきたかった
んだ!じゃね!」
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