君がいるだけで
日曜日は約束通り、走り終わった後、高橋の家に集合した


今日はゆみちゃんの希望でこの間お土産で買った蜂蜜で
ホットケーキにしようってことで、いつもより早い時間に
始めた



「この蜂蜜おいしい〜ね〜!」

と高橋も喜んでたし、ゆみちゃんも満足そうにニコニコしてもりもり
食べてた




でも、竜也も高橋もこれじゃ飲めない!って言い出して・・・
結局おつまみを作ろうってことになって・・・

高橋とゆみちゃんが台所に立つ


あーだこ〜だ言いながら、二人で楽しそうに作ってる


そんなゆみちゃんの姿を見て俺は幸せな気分になる


ゆみちゃんからまだはっきりした言葉を言ってもらっては
ないけど・・・休みの間、ゆみちゃんが実家帰る以外は
多分ずっと一緒にいられる・・・ような気がする
今はそれだけで十分・・・と思った

結局、明日は休みだしってことで、俺もその日は飲んだ



寝る時になって・・・

高橋:「じゃ、ゆみちゃんは私と一緒にベッドね!竜也は今日は
そっちで寝て!」

ゆみちゃん:「えっ!竜先輩に申し訳ないです〜!」

高橋:「じゃ、ゆみちゃん、ヒデと寝る!?」

ゆみちゃん:「・・・・・!!!!!」
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