*365日*
 やっぱり授業には集中したいみたい。

 「大丈夫ー!」
 「わかってるよー。」

 笑ってあたし達は夏生に言った。

 「えー?本当かなぁー??」

 怪しいんだけど、とでも言いたそうに、夏生は苦笑いした。

 ガラッ・・・・・・!

 「はーい、みんな席に着いてー。」

 あたし達の教室に入ってきたのは男の先生だった。
 たぶん、今年の担任。
 
 「まずは、進級おめでとう。今日か    ら1年、皆のクラスの担任になりま    す。永野心です。よろしく。」
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