告白作戦っ!
「じゃあ、いいじゃん。誘ってよ」


「分かった。言ってみる」




私は唖然として何も言えない。



よく琉生が折れたわね。




それより草壁君と遊びに行けるの?




二人っきりじゃないけど。



ううん。初めは二人じゃない方が緊張しなくていい。






こういう時のために今まで琉生の世話をしてきたんだ。



がんばれ琉生!






琉生が自分の部屋の窓を閉めると私は布団に倒れ込んだ。



「もう、無理をするから」




私の熱は少し上がってしまったが、明るい未来に希望の光を見つけることができた。

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