告白作戦っ!
沙耶ちゃんの言葉でみんな一斉に『いただきます』というと手頃な唐揚げから食べ始めた。





「美味しい!」



みんなが同じ言葉を発する。





ただ1名を除いて。




「辛い!!」



慌ててお茶を飲む琉生。




「何だこの辛い唐揚げは」


「辛くないけど・・・」


「これは〜、きっと一つだけ味の違うものが〜、あるんじゃないかな〜」



野乃葉ちゃんは私を見て話す。



「え? そ、そうなんだ。ロシアンルーレットにしてあるの・・・」



野乃葉ちゃん、何考えてるのよ。





「でも、おもしろそうじゃないか。これからはみんな同じものを一斉に食べよう」


「草壁は当たってないからそんなことが言えるんだよ。相当きついぞ、これ」
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