告白作戦っ!
私は机の上に置いてあるしっぽアクセサリーの尻尾を指でつつく。



しっぽの尻尾?





まあ、どうでもいいんだけど。






あーあ、明日草壁君にどんな顔して会えばいいんだろう。



きっと琉生のことで誤解しているよね。






その時、窓に何かが当たった。




私は窓を開ける。



「琉生」


「今日はごめんな。突然変なこと言って」


「そうだよ。何の予告もなしにビックリだよ」


「つい焦っちまって・・・」


「その焦りのおかげで草壁君には聞かれるは、野乃葉ちゃんは泣き出すは・・・」


「でも、俺は本気だから。お前のこと本気で好きだから」


「琉生・・・」




琉生はそっと窓を閉めた。
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