秘密の同居 ~secret love~
「あ…っ」
「拾わんくてええ。…すいません、フォーク下さい」
真守さんは、素早く店員さんにそう伝える。
慣れてるなぁ…
真守さんがよく落とすわけないし。
まさか、いろんな女の人をレストランに連れてきてるとか……。
ぱっと、真守さんをみるも…真守さんはキョトン顔。
そんなわけないよね…大人だもん…真守さん…遊びみたいなことはしないもん…
「はい、柑菜。そんな、フォーク落としただけで落ち込むなや、な?」
「はい…」
私は、だんだんと食べ勧めあっという間に完食した。
「ごちそうさまでした」
真守さんが会計をすませると、
また、車に乗り走らせる。
「もう、帰るんですか?」
「いいや、あともう1箇所行きたいとこあんねん…そこまで遠いいから…少し寝ててええで」
「すいません…」
少し眠いし…お言葉に甘えさせてもらって寝ることにした。