秘密の同居 ~secret love~
私と真守さんはベッドに腰掛ける。
先生のこと…言うべきなのかな。
真守さんなら、わかってくれると思うんだけど……。
「学校で何かあったんか?」
「あ…えっと…まぁ…」
「…柑菜」
真守さんは、真剣な顔で私を見る。
「俺を頼ってくれへんか?」
…そう、言ってくれるのってすごく嬉しいな。
「ありがとうございます…あの…その…今日、反省文を書くことになってしまって…それで、放課後書いてたんですよ」
なんで、反省文になったのかは…
言ったら恥ずかしいから言わないでおこう。
「そ、それで…悠梨が、先に帰っちゃって…私、一人になって…それで、先生が来て…キスされそうになったんです…」
「それ、セクシャルハラスメントと同じやん。っていうか、生徒に手出してんのと一緒やろ」
途中まで真剣に聞いてた真守さんだったが、“キス”って言ったら…すごく、怖い顔をした。
こんな、真守さん初めて見た。
「ほかに、なんかされてへんか?」
「ほかはなにも…」