秘密の同居 ~secret love~

──────

休日も終わって、今日から学校。

すっかり、忘れていたが…
先週あんなことがあったんだから…
先生と顔を合わせづらい。

「柑菜〜、なにぼーっとしてんのよ。真守さんと離れてるからかー?」

「悠梨ぃ…」

悠梨には、先生のことを言おう。

「そんなに、真守さんパワー足りてないのかっ」

「そ、それもそうだけどっ…違うの」

私は、ゆっくりと悠梨が帰ったあの日の話しをした。

「なんなの、あの先生。キモい。っていうか、うちの柑菜に手出すとか…柑菜!これから、あの先生近づいてきたら私すぐ行くから」

悠梨は、私の両手をギュッと握る。

「…真守さんのことは?」

「あ、真守さん…ね。正直…慣れないかな…」

ベッドだって、シングルだから普通のはずなのに…すごく、広く感じるし…なんか、寂しいし。

洗面所いけば、真守さんの歯ブラシ置いてあって…思い出しちゃうし。
< 145 / 381 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop