秘密の同居 ~secret love~
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休日も終わって、今日から学校。
すっかり、忘れていたが…
先週あんなことがあったんだから…
先生と顔を合わせづらい。
「柑菜〜、なにぼーっとしてんのよ。真守さんと離れてるからかー?」
「悠梨ぃ…」
悠梨には、先生のことを言おう。
「そんなに、真守さんパワー足りてないのかっ」
「そ、それもそうだけどっ…違うの」
私は、ゆっくりと悠梨が帰ったあの日の話しをした。
「なんなの、あの先生。キモい。っていうか、うちの柑菜に手出すとか…柑菜!これから、あの先生近づいてきたら私すぐ行くから」
悠梨は、私の両手をギュッと握る。
「…真守さんのことは?」
「あ、真守さん…ね。正直…慣れないかな…」
ベッドだって、シングルだから普通のはずなのに…すごく、広く感じるし…なんか、寂しいし。
洗面所いけば、真守さんの歯ブラシ置いてあって…思い出しちゃうし。