秘密の同居 ~secret love~
驚くことばかりです。
気付けばあっという間に、放課後。
「西木、もう体調は大丈夫なのか?」
「……」
悠梨は、先生を無視する。
すると、なんだか…
微妙な空気が教室に流れる。
「柑菜、とっとと終わらせて…はやく帰るよ。」
「あ、うん…」
ゆ、悠梨…
しゃべり方がちょっと、キツイです…
「宮島、金曜「柑菜、こんな先生と同じ空気吸ってたら頭おかしくなるよ」
悠梨は、先生の言葉を遮って私にそういう。
その気持ちは嬉しいけど…
先生、なんか落ち込んでるし…
言ってることが酷過ぎる気が…
キーンコーンカーンコーン…
「2年3組の西木悠梨。至急、職員室まで来てください」
「ごめん、柑菜。すぐ戻ってくるから」
悠梨は、
ダッシュで教室から出ていった。
そんなぁ…
私がついてるからって…すごく自信満々に言ってたのに…
まぁ、しょうがないっちゃしょうがないんだけど…!
この状況、すごい気まずいよっ!
「宮島…先週は、ごめんな」
あれ?
今、先生…謝ったよね?!
ほら、やっぱり普通にいい先生だった!