秘密の同居 ~secret love~
「ほんと、無理矢理へんなことしようとしてごめんな」
ポンっと、頭に手を置く先生。
「大丈夫ですよっ」
「…っ//やべ…ほんとに奪いたくなってきた」
ぼそっとなにかを言った先生は、
チュッと、私の頬にキスをしてきた。
え、き…キスっ//
わたしは、ほっぺたを抑えて下を向く。
「予想通りの反応だな…ハハッ。これらは…俺の死んだ彼女に似てるとか関係なく…柑菜を振り向かせてやるからなっ」
先生のその言葉に、
何故かドキドキしてしまった私。
ガラッ…
「柑菜ただいま!…作文書けた…ってまだ半分もかけてないじゃないの!まさか…」
悠梨は先生を睨む。
「西木怖いな~、そんなんじゃないよ」
「あっそー」
「…二人とも、もう反省文いいぞー」
「え?まじ?」
「いいんですか?」
私と悠梨は手を合わせて喜ぶ。
「ほら、俺の気が変わらないうちに早く帰れー」
ヒラヒラと手をふる先生に、手を振り返して…私と悠梨は学校から出た。