秘密の同居 ~secret love~

…友達なのに、大切な人なのに守れないなんて……。

「…じゃあ、今日尾行しようか」

「え?千聖何言ってんの?!」

「なにって、尾行?…ついていって、証拠を掴む。それに、何かあったときにすぐ助けれんだろ」

…それは、そうだけど……。

「助けるために…と、思えばいい。このまま最低男と付き合わせてていいの?」

「ううん…だめ。だから、尾行する」

「よし、決まり!じゃあ、放課後な」

こうして、わたし達は尾行することになりました。

─────────

そして、放課後。

「じゃあね!悠梨!」

「うん、ばいばい…」

あの、調子じゃ心配だ……

「ほら、いくぞ」

千聖に手をひかれて歩く。

「ちょ、ちょっみんな見てるから!手離して//」

小さい声で訴えるも、

「はぐれたらあぶねーから」

いや、はぐれないし…!
明日から変な噂流れるし、女子から睨まれる…!!

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