秘密の同居 ~secret love~
「ふふふん...♪*゚」
上機嫌な私は、お風呂で鼻歌なんか歌ったりしてる。
今日から同居だから、ちょっと不安だったけど…なにも不安ないか…な…。
あ、あった。
真守さんの寝るところ。
ままの部屋とも思ったけど…
あの部屋は服が散乱してて、お客さんを入れれないし…
ソファ?いや、それは…体が痛くなるし…
あとで、真守さんと相談すればいいか!
よっし!
着替えてと…私はリビングへ向かう。
「真守さん上がりましたよ〜」
「ん、おかえりぃ…あれ?髪乾かさんの?」
「あ、私!自然乾燥なんです!」
ちょっと、かっこよく聞こえるけど…
ただ面倒なだけなんだよね~。
うん、口が裂けても言えません。
「そか、柑菜ちゃんソファ座り」
手招きして、私を呼ぶ。
はてなが頭にたくさん浮かぶけど、
黙ってソファに座った。
「ちょっと、待っとって」
数分して戻ってきた真守さんは、「はい」とさっき買ってもらったアイスを渡してくれた。
「あ、ありがとうございます」
「なーんも」
ウィーンっという音と共に、
暖かい強い風が頭に当たる。
いきなりすぎて、ビクッと反応した私の身体。