秘密の同居 ~secret love~
「いいって、心配かけちゃったお礼」
「うん…ありがとう……」
じゃあ、今度…私も何か奢ってあげようっと…!!
「ほら、座って座って」
一番置くの個室の席に座る。
ドーナツ屋さんで個室って珍しいけど、プライバシー守るためらしい。
いきなりだけど、
「…悠梨ごめんなさい」
「なんで、謝んのよ」
そりゃぁ、そっか。
意味わかんないよね…
「彼氏のこと聞いてあげれなくて……彼氏が浮気してたこととか…あと、尾行してたこととか…」
「…こっちこそ、ごめん。相談、何度かしようと思ったんだけどね…やっぱり言えなくて、前に偉そうなこと言ったのに……浮気のこと言わなかったのは、柑菜の優しさでしょ?…それに、わかってたんだ…浮気してたこと。遊びだってこともね?」
「そうなんだ…」
悠梨って、やっぱりすごいでも…それでも我慢してたんだよね?
「…信じたかったの…彼の言葉。でも…やっぱりダメだった…私が女子力低かったのかなー」
「そんなことないっ!悠梨は、最高なの…。なんで、暴力ふられてまで我慢してるの?!なんで、相談してくれないの?」
「ごめん…」
「このドーナツ、もし私がまた食べることになったら…誰が代わりに食べてくれるの?悠梨しかいないんだよ?」
「うん…」
「頼ってよ…強がんないで、」
私は、
思ってることをすべて吐き出した。