秘密の同居 ~secret love~

「ごめん……これからは、ちゃんと話すから…頼るからっ」

「うんっ」

「さ、ドーナツ食べよっ」

悠梨は、涙を拭いて…
ドーナツに口をつける。

私も食べよっと…

「いただきます……う、苦い…」

やっぱり、苦いドーナツ。
これを食べれる悠梨は、大人だなぁ。


「全く、はい。交換。どーせ、食べれないと思ってたし」

「悠梨ぃ…大好き」

結局私と悠梨は、
ドーナツはいつものドーナツで食べることにした。

「ってか、千聖に返事したの?」

「え?してないけど…なんで?」

「してないの?!いや、すっかり仲良しこよしで私の尾行してたみたいだったから」

「あ、それは…」

そういえば、そうだ。
まるで、告白なんてなかったように…

「悠梨のことで必死だったから…」

「あー、そう?んでも、千聖に返事してあげなよ?」

そうだよね…
返事しないままなんて、千聖に悪いし…
私もなんかモヤモヤしたままだし…
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