秘密の同居 ~secret love~
「そんなとこ、つったってどないした?はよ、中入り」
「あ、はい!」
慌てて家に入る。
「それにしても今日は遅かったんやな」
「あ、3人でアイス食べながら帰ってきたんですよ~!補修終了お祝い的な?」
リビングに入ると、
いつもとは違う感じが襲ってきた。
な、なに?
この感じ……なんだろう。
「そーか、今日で補修終わったんか。それじゃ、海いつでも行けるな」
…なにか、すごく嫌な感じがする。
なにがいつもと違うの?
真守さんがいつもと違う?いや、一緒。
変わらず優しいしかっこいい。
部屋だって綺麗で…ホコリすらない変わらない部屋。模様替えした形跡もない…。
じゃあなに?
「柑菜?どした?海、嫌か?」
「え、いや…楽しみですよ!」
「ほんとか?なんか、ぼーっとしてる。」
じっと、
私の顔を心配そうに見つめる真守さん。