秘密の同居 ~secret love~
…真守さん。
わざわざ、運んでくれたんだね。
私のこと。
部屋の隅で寝てる私を…わざわざベッドまで。
…なんで、そんな優しいの?真守さん。
真守さんの整った顔に、見とれてしまう。
長いまつげに綺麗な肌。
そっと、頬を撫でてみる。
あぁ、このまま…
時が止まってしまえばいいのに…。
そう思ってしまう。
「ん…あ、おはよ…柑菜」
パチッと目を開けた、真守さんにドキッと心臓が跳ね上がる。
「お、オハヨウゴザイマス//」
「…朝ごはんできてるから、食べよっか…」
真守さんは、珍しく眠そうで……まだ、寝ぼけてる様子だった。
…いつ帰ってきたんだろう?
朝方なのかな?
「真守さん、まだ寝てていいですよ?」
「うんー…スー…」
また、寝に戻る真守さん。
遅くまでおつかれさまです。