秘密の同居 ~secret love~

「…千聖、腕痛い……」

「あ、ごめん…って俺だけ?!」

「だって、真守さんの痛くないんだもん」

って言うけど、実際のところ…
真守さんに引き寄せられると嬉しかったりするからなんだよね…//

「はい、柑菜。りんごジュース」

「わ、これも真守さんの手作りですか?」

「そーやで」

…真守さんの手作りのジュース。
一口飲めば、口いっぱいに味が広がる。

「美味しいですっ」

「よかった、柑菜はほんと美味しそうに飲んでくれるな〜」

よしよしと、私の頭を撫でてくれる。
さすが、カフェの開業を考えてるだけあるよ…


「クッキーもあるけど、食べるか?」

「食べたいですっ」

真守さんは、
箱いっぱいに入ったクッキーを渡してくれた。
こんなにいっぱい…。

「え、私も食べたい!」

「俺もー!!」

…これだけ、人気あればもう切り盛りしていけるよ。
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