秘密の同居 ~secret love~
「柑菜、自信持ちなさい。痩せてるんだから」
「や、私デブだし…まるで、豚が水着着てるみたいに見苦しくなるもんっ…」
「や、その心配はないからね、うん」
なんとか、着替え終わった。
けど、テントから出る勇気がない…。
真守さんにドン引きされたらどうしよう。
「悠梨ぃ、やっぱりビキニにしなきゃよかったぁ…」
「何言ってんの、これを乗り越えたら…あとは楽しめるんだよ?自分で選んだんだから自信持ちなさい」
そう。この水着は、この日のために悠梨と補習の後に買いに行ったもの。
ほんとは、露出少なめに上がキャミソール風になってるやつにしようとしたんだけど……
悠梨の押しに負けて…自分で選んでビキニにしてしまった…。
こんなの恥ずかしくて出ていけるわけないよ//
「あーもう、先行ってるからね!」
悠梨は、とうとう先に出ていってしまった。
はうっ!置いてかれたっ!
どうしよう…
とりあえず、バスタオルを肩からかける。
これじゃあ、まるで下着じゃん…。