秘密の同居 ~secret love~

「まったく。柑菜をびっくりさせるために計画してたのに…言っちゃったらびっくりしてもらないじゃないの。翔のばか」

いや、十分びっくりしました。
それになんとなく勘づいてました…。

「ごめんって、悠梨。ってなわけだから…俺抜きでやってくれ!わりぃな、梨花っ」

…翔さん、イケメン。
やっぱり付き合ってたら遠くになんて行かないのかな…。
真守さんもし、私と付き合ってたら…翔さんと同じこと言ってくれたかな…?

「わかったよ、じゃあ…真守に言っておくからっ!」

真守って名前だけ強調して言ったのはきっと気のせいじゃないと思う。
私に対してのあてつけだとおもう。
…一緒に住んでるから……きっとそう。

なんだか、真守さんが遠いいな…。
遠い存在にしか感じれない…

…梨花さんと真守さんって美男美女で優しいし、お似合いだなって思っちゃう…。

「よし、真守抜きでスイカ割りしよーぜっ」

「しよしよ」

悠梨と翔さんは私の手を引っ張る。

「…よかったな、柑菜」

千聖がそういったのは気のせいだろうか?
真守さんと距離が近くなるのはいつなんだろう。
< 227 / 381 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop