秘密の同居 ~secret love~

────────

あとは、帰るだけだー!
コンビニで人数分のアイスと、カレーの元と花火買ったし…後、飲み物。

少し重いけど、
これくらい持てなきゃっ!

「あ、あの…や、やめてくださいっ」

ん?あれは…梨花さん?

少し、遠くの方で…梨花さんと男の人達の姿が見えた。
多分あの人達梨花さんの友達じゃないよね?

ん?あれ…あの人達って……やっぱりそうだ!

梨花さん達に近づくたびに確信に変わる。

「あの、またナンパですか?」

「あ、さっきの…」

「えっ、柑菜ちゃんっ?!」

梨花さんにナンパしてたのは、
さっきわたしにナンパしてきた男の人達。

「女の子なら誰でもいいんじゃないですか」

「でも、するなら可愛い子にすれって言っただろーが!」

「まぁ、確かに可愛い子かもですけど…そんなすぐにいろんな人にナンパしまくってたら、成功するものもしませんよ?」

誰でもいいみたいに思えちゃうしね!
現に、私がそう!
まぁ、私は可愛くないから例外だけどさ?

「…ったく、さっきから黙って聞いてたら…」

あ、やばい…
怒らせちゃったかも……

「梨花さん、逃げて!」

「えっ?!あ、うんっ」

梨花さんが逃げたのを目の端で確認する。

< 231 / 381 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop