秘密の同居 ~secret love~
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あとは、帰るだけだー!
コンビニで人数分のアイスと、カレーの元と花火買ったし…後、飲み物。
少し重いけど、
これくらい持てなきゃっ!
「あ、あの…や、やめてくださいっ」
ん?あれは…梨花さん?
少し、遠くの方で…梨花さんと男の人達の姿が見えた。
多分あの人達梨花さんの友達じゃないよね?
ん?あれ…あの人達って……やっぱりそうだ!
梨花さん達に近づくたびに確信に変わる。
「あの、またナンパですか?」
「あ、さっきの…」
「えっ、柑菜ちゃんっ?!」
梨花さんにナンパしてたのは、
さっきわたしにナンパしてきた男の人達。
「女の子なら誰でもいいんじゃないですか」
「でも、するなら可愛い子にすれって言っただろーが!」
「まぁ、確かに可愛い子かもですけど…そんなすぐにいろんな人にナンパしまくってたら、成功するものもしませんよ?」
誰でもいいみたいに思えちゃうしね!
現に、私がそう!
まぁ、私は可愛くないから例外だけどさ?
「…ったく、さっきから黙って聞いてたら…」
あ、やばい…
怒らせちゃったかも……
「梨花さん、逃げて!」
「えっ?!あ、うんっ」
梨花さんが逃げたのを目の端で確認する。