秘密の同居 ~secret love~
「…なに?私が守りますみたいな感じ?そんな、可愛い顔して?身長も小さいくせに、守れると思ってんの?」
…え、すごい馬鹿にされた。
腹立つんですけど…
「あの、身長小さくても守れますし!それに、貴方たちさっき私のことナンパしましたよね?」
「し、したけどよ!」
「よく、ナンパした女の子のことを悪く言えますよねっ」
「ったく、この女…おい、連れてくぞ」
や、やばい…
ちょっと言い過ぎたっ…
ナンパ男達は、私を連れていこうと無理やり引っ張る。
「や、離してっ」
抵抗するもかなうわけがなくて…
私は引っ張られるがまま歩く。
真守さん、助けてっ
じんわりと目に涙がたまる。
「柑菜っ」
グイッと引っ張られ、
いつの間にかナンパ男から離された私。
「真守さん?」
状況が、理解できてないが一つだけわかることがある。
それは、私が真守さんに抱きしめられてるってこと。