秘密の同居 ~secret love~
私は立ち上がって、落ちてる買い物袋を見る。
あーあ、アイス溶けてる…
もう、買い直ししてこよっと…。
「じゃあ、真守さんまた後で…」
私は来た道を戻る。
来るときに日が落ちかけてたから、もうすっかり日が落ちて道はほとんど真っ暗。
歩き始めると、視界がだんだんとぼやけてきて…なんなのかとおもったら涙だって。
「なんか、空回りばっかり…」
真守さんと梨花さんが仲良いの見たくなくて、
後ろを振り向くのが怖くて…
ただまっすぐ前を向く。
それでも、涙は溢れて止まらなくて…。
「なに、泣いてるん?」
え…なんで……
「真守さん…?」
後ろから聞こえたのは大好きな彼の声でした。