秘密の同居 ~secret love~

私は立ち上がって、落ちてる買い物袋を見る。
あーあ、アイス溶けてる…
もう、買い直ししてこよっと…。

「じゃあ、真守さんまた後で…」

私は来た道を戻る。
来るときに日が落ちかけてたから、もうすっかり日が落ちて道はほとんど真っ暗。

歩き始めると、視界がだんだんとぼやけてきて…なんなのかとおもったら涙だって。

「なんか、空回りばっかり…」

真守さんと梨花さんが仲良いの見たくなくて、
後ろを振り向くのが怖くて…

ただまっすぐ前を向く。

それでも、涙は溢れて止まらなくて…。

「なに、泣いてるん?」

え…なんで……

「真守さん…?」

後ろから聞こえたのは大好きな彼の声でした。
< 234 / 381 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop