秘密の同居 ~secret love~
「じゃあ、これからよろしくな?柑菜」
「こ、こちらこそよろしく…お願いします…グスッ…」
「ほらほら、もう泣くな。俺は、柑菜の笑顔がみたい」
あ~もう、なんでそんなこというかなぁ…//
恥ずかしい…//
「ほら、涙止まった。いい子いい子」
よしよしと頭をなでてくれる。
私完全に子供扱いされてる…子供だけどさ…。
「にしても、先に言ってくるなんて…はぁ……俺かっこわる」
手の甲で口元を隠す真守さん。
あ、この仕草……
「真守さん照れてます?」
真守さんが手の甲で口元を隠すときは、照れてる証拠。いつだってそうだもん。
「照れてへんわ、ほら行くで」
ぱぱっと、歩くスピードを早める。
お、置いてかれるっ
「あ、待ってくださいっ」
小走りで真守さんを追いかける。
二人の素直な気持ち。
伝えれば、伝わるんだって…。
「真守さん、大好きですよ」
「……//反則やろ//」
これからよろしくお願いします。