秘密の同居 ~secret love~

「まだしてないの？！」

うんうんと首を縦に振る。
キャンプの日しそうにはなったけど…

「真守さんよく我慢してるわ〜。うん、一つ屋根の下に彼女といてキス一つないって…それは柑菜に魅力がないか…もしくは柑菜のことを思ってしないだけか…」

わ、私に魅力ない？！
ま、まぁ確かに魅力ないけどさ？
…そっか魅力ないから、まだ早いって…。

なーんか、納得できちゃう。

「…まぁ、真守さんなら後者だと思うけどね？」

…そーかなぁ？
まぁ、信じるしかないか。

「で、ほかには？なんか進展したの？」

「なーんにも…それがさ？」

「ん？なになに？」

「付き合う前となーんにも変わんないの。」

…ほんとに、そう。
付き合ってるのかなー？って疑うくらい。