秘密の同居 ~secret love~

「まぁ、変わらないならいいんじゃない?」

「えっ、なんで?!」

…ぎゅーっとかそーゆーの全くないし……。

「だって、一緒のベッドで寝てるんでしょ?それに、ほとんど付き合う前から付き合ってからするようなことしてたじゃないの」

あ…ほんとだ。
じゃあ、実際は順序がおかしかったのか。

「理解した?ほんと、真守さんだってちゃんと考えてるのよ。あんたのことー」

ポンポンと、私の頭を撫でる悠梨。
悠梨って美人の癖に彼氏にしたくなるくらいイケメン……。

「ただいまー……って、あれ?柑菜ちゃん」

「あ、翔さんお邪魔してますっ」

翔さんが帰ってきたってことは…
真守さんも帰ってきたのかな?

「どーぞ、いらっしゃい~!そーいえば、柑菜ちゃん…真守のことだけどさっ」

「もう、翔っ…」

翔さんは、無理に私と悠梨の間に座ると悠梨を膝に乗せて私に話しかける。

あの…二人を直視できないのは私だけでしょうか…。

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