秘密の同居 ~secret love~
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頭も洗い終わり、体もあらって、
浴槽に浸かる。
「はぁ…」
不意にため息が漏れる。
そーいえば、ままに付き合ったこと言ってないや。でも、もし言ったら…
同居やめさせられるのかな。
年頃の女の子と大人の男性が一緒にいる分には、信頼があるからいいみたいだけど…
いくら信頼があるからって、付き合ってたらダメっていうよね…きっと。
「柑菜〜、もう少しでご飯できるで」
「ま、真守さん?!わ、わかりました~っ//」
お風呂のドアに、真守さんの影が映る。
す、すぐそこに真守さんいるんだっ//
「あんまり、長風呂してたら逆上せるから。はやく出ておいでね」
「は、はぁーいっ//」
確かにちょっと逆上せてきたかも…。
上がろっと…。
ドアに真守さんの影が映ってないから、
脱衣場にはいないっと…
ドアをあけてサッとバスタオルを巻く。
ふと、下を見るとなにやら黒くてカサカサと動くあれがいた。