秘密の同居 ~secret love~
ま、まさかこれって…
「きゃーっ」
私はダッシュで脱衣場から出て真守さんのところへ行く。
「ま、真守さんっ…助けてっ」
勢い良く抱きついてしまった。
「うおっ、あぶねっ…大丈夫か?って…柑菜」
「あ、あのっ…ご、ゴキちゃんがぁ…」
真守さんは、何か言いたそうだったけど私を連れて脱衣場に向かう。
「あー、あれ?ひっくり返ってるやつ」
「そ、そうですっ!」
「ほな、いま処理するわ」
真守さんは、テキパキと手際よくゴキちゃんを退治する。
こんなに綺麗な家でもやっぱり、ゴキちゃんは、出現するのですね…。
「ほら、できたから早く着替え?」
え?着替え?
あ、まだ私着替えてなかったんだ。
え?着替えてない?ってことは、私バスタオル!
「きゃーっ//」
──バンッ
私は慌てて脱衣場にはいってドアを閉める。
は、恥ずかしすぎる…//