秘密の同居 ~secret love~
「ありがとうございました〜」
いつの間にか会計を終えて、
ケーキの箱を手に持ってる真守さん。
「そんな、顔するんならこのケーキお預けやで?」
「えっ、そんな~…」
「クスクス、ほな次行こか」
私をからかうように笑うと、
少し強引に私の手を引っ張って歩く。
その仕草にドキッと胸が高まって心臓がうるさくなり始める。
もうっ、心臓うるさいっ//
「…他に見たいとことかあるか?」
「あ、えっと……あ、最近できたアクセサリーショップ行きたいです!」
「…じゃあ、行くか」
真守さんと私じゃ足の長さなんて、全然違うのに歩くスピードが一緒。
これって、真守さん合わせてくれてるんだよね?…や、優しい……
付き合ってからも優しさ変わらないとか、
どんだけ紳士なのでしょうか…。