秘密の同居 ~secret love~

もちろん、真守さんは驚きの顔。

「あ、ごめんさい」

「クスッ、かわいいやっちゃなぁ?俺も大好きやで?柑菜」

少しからかうように真守さんは言う。
普段大好きなんて言われないからそれはもうもちろんドキドキなわけで。

「あー、まもくんっ!そういえば、どうだったの?課題!!」

「なんとか、無事完成しそうや」

「よかった♪」

何作ってるんだろう?
私には踏み込んでいけないそんな所。

──────────

そして、寝る時間。
いつものベッド。隣には真守さん。
この時間だけは真守さんと私だけの時間。

家に帰ってきてから長かった…

なんといっても、ご飯時間。
私と真守さんお揃いのペアマグカップだったのに、それを文香さん使っちゃって。

さすがに寝るところは昨日と同様でソファに寝てくれた。

「柑菜~、起きとるか?」

「あ、はい」

「すまんな、柑菜。文香がいろいろ迷惑かけて…」

なんで、真守さんがそんな謝るんだろ??
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