秘密の同居 ~secret love~
「大丈夫ですよ」
「あんまり構ってやれんし…」
真守さん、考えててくれたんだ。
ふふっ、そゆとこ好きだなぁ。
そっと、真守さんの方に寝返りをうつ。
「 ん?どしたの?柑菜」
首を少し上に向けると、
真守さんの顔がうっすらと見えた。
「あ、いやっ//」
てっきり、背中向けてると思ってたからっ!
恥ずかしすぎるっっ!
「可愛いやっちゃな」
ぎゅっと、抱き寄せられる。
「ま、真守さんッ?!」
「頑張り屋さんにご褒美や」
なんて、わたしは単純なのだろうか。
それが私なのだけど!!
ほんと、幸せ者ですっ!!!!
────ガタッ
えっ、なんの音?!
きゅっと真守さんの服を掴んでしまう。
大丈夫。まるでそう言ってるように撫でてくれる。