秘密の同居 ~secret love~
────カチャ
ドア開いた?
おばけじゃないよね?
じゃあ、もしかして文香さん?
「まもくん~」
やっぱり。
でも、声を聞く限り泣いてる?
真守さんは、すっと離れると電気をつけた。
眩しさに堪えながら、ドアの方をみるとやっぱり泣いてる文香さんがいた。
どうしたんだろう?
「まもくん、寂しいのぉ…グスッ」
ふ、文香さん!?
「はぁ、、文香飲みすぎやて」
飲みすぎ?!もしかして、酔ってるの?
「一緒に寝て、お願い」
文香さんんんんん!
なんてこと言ってるんですか!?
「文香、わかった」
え、わかっちゃうの?!
真守さん?!
「飲み付き合っちゃるから」
あ、そういうことね、、
なに1人で焦ってるんだろ。
「柑菜、すまんけどちょっと行ってくるわ。おやすみ柑菜」
私のおでこにちゅっとしてから、
真守さんはリビングに行ってしまった。
1人の部屋は暗くて寂しい。
でも、やっぱり真守さんを信じたい。
ってか、信じる。
この生活も、乗り切ってやるっ!!