秘密の同居 ~secret love~

「さすが、西木さん!私の目に狂いはなかった!!んで?宮島さんは?」

「えっ、私は……」

無理っ!絶対出来るわけないっ!!
ご主人さま~なんて、言えるわけないっ!!

「み、や、じ、ま、さん?」

え、榎本さん怖い…。

「榎本さん…む、無理っ!」

「無理って、だめよ!ちゃんとしなきゃ!クラスのみんなに迷惑かかりますよーっ?!」

榎本さんって、普段静かなのに…なんか今日は情熱的。見た目は、いつものようにメガネにおさげヘアーなのに、、、。

それだけ、一生懸命なんだ…。

それなら、わたしもしっかりしなきゃっ

「い、いらっしゃいませ……だ、ご主人さまっ…////」

「い、いいっ!宮島さん、その照れっぷり最高ですっ!!その調子で頑張ってくださいっ」

榎本さんはぎゅっと私の手を両手で握る。

「あ、ありがと…?」

「さっそくお客さんよ!2人で行ってきて!私は、見て回らなきゃいけないからっ」

榎本さんは中に入ってしまった。
あ、榎本さん…やっぱり出来る気しないよ…。

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