秘密の同居 ~secret love~

「ったく、行くよ!柑菜!」

「ま、待って」

もしかしたら、あのおじさんは文香さんのお父さん…??

そう思うと、行っちゃ行けない気がした。

わたしは悠梨を止めて、しばらく待つことにした。

ここから見てると、文香さんとおじさんっていうよりかは真守さんとおじさんが言い合いしてるようにみえた。

…踏み込んじゃいけない。

そんな感じがした。

悠梨もわかってくれたみたいで…

「わかった、じゃあ3人でまわろうか?いちお、真守さんには連絡しておくんだよ」

「うん」と頷いてわたしは悠梨の後を追った。

…真守さんのことを信じます。
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