秘密の同居 ~secret love~
第六章
見つけてしまいました。
学校祭が終わってから、
初めての登校。
まだまだ余韻に浸ってるわたし。
あー、いろいろあったけど楽しかった学校祭だったなぁ~。
そんなことを思いながら廊下を歩いていると、榎本さんが前からやってきた。
「宮島さん!西木さん!あなた達二人のおかげで私たちのクラスの模擬店!!1位よ!!」
榎本さんは私の手をとってすごく喜んでいた。
そんなに嬉しかったんだ
なにもしてないけど…力になれたのならそれでいいや〜
「じゃあ、また!!」
さーっと走っていってしまった。
「柑菜〜」
今度は何〜?!
後ろから声がしたと思えばクラスの女の子。
「おはよ〜」
「今日、お家遊びに行ってもいい?」
「あ〜、ごめんね…家はちょっと」
家はね?住んでるとこ、真守さんの家だし…
ごめんねっ!!
「そっかぁ、わかった!」
そう言うと、急いで行ってしまった。
いきなりどうしたんだろう?